
「読み、書き、そろばん」というのが、昔の日本の典型的な教育でした。そこから多くの商業人が育ち、かつての日本の商業が支えられ、社会経済が発展してきました。また、昔から「日本人は数字に強い」との国際的な評価がありますが、この能力は、「そろばん」によって培われてきたといっても過言ではありません。
すべてがオートメーション化され、コンピュータがこれほど普及した現代でも、商業を支える主体は人間であることに変わりはありません。
「読み、書き」は義務教育の基本であり、またそろばんや電卓は、ビジネスの諸活動に必要な計算の基礎になる考え方や計算能力の向上を図ることができます。そろばんでは計算技術が向上し、暗算能力も付き、電卓では複雑な計算も簡単にこなすことができます。
そろばんや電卓を利用し、実務計算処理能力を判定するのがビジネス計算実務検定試験です。

受験料 (消費税含む) |
1~3級 |
普通計算 ・ ビジネス計算 各1,000円 |
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ダウンロード |
令和4年度以降検定規則・出題範囲・出題内容・出題形式を変更いたします。各種資料をご確認ください。 |

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第144回 ビジネス計算実務検定試験
実施日:令和4年6月19日(日)
申込期間:4月6日(水)~4月15日(金) -
第145回 ビジネス計算務検定試験
実施日:令和4年11月13日(日)
申込期間:9月7日(水)~ 9月20日(火)

学習の仕方
そろばんと電卓の上達法は毎日コツコツ練習をすることにある、ということは言うまでもありません。
四則計算・乗除定位法・補数計算等の計算能力を問う「普通計算部門」と、ビジネスの諸活動に必要な計算の知識を問う「ビジネス計算部門」の2つの部門がありますが、両部門とも問題集・過去の検定問題を一通り練習することが大事です。
取得の利点
そろばんや電卓を使用することで数字に親しみ計算技術を向上させることができ、計算技術の向上は実務能力の向上に直結し企業でも重要視されています。
NHKの元スポーツアナウンサーは、「そろばんがアナウンサーになって大変役に立った」と発言しています。その理由は、体操競技などの実況中継で、暗算で得点を集計し、いちはやく結果を知ることができたからでした。
また電卓は社会のあらゆる場面で広く利用されています。
この便利な計算用具は私たちの日常生活でも大いに役立っています。
コンピュータよりも「手軽な道具・身近なパートナー」であるそろばんや電卓を使って1級の資格取得を目指してみませんか。
ビジネス計算実務検定の合格証は、たんなる計算技術のレベルをはかるものでなく、どれだけ素早く実務がこなせるかの判断材料ともなるのです。