検定試験

商業経済検定試験

あなたは新聞を読んでいますか?読まない、という人はいないでしょうが、表紙・スポーツ・社会面とTV欄を見るだけ、というのでは、少し悲しいですよね。
実は、新聞の2~3ページ目にある経済面は、大人でも理解して読める人は多くありません。でも、商業経済関係科目を学ぶと、この難解な経済面を読むための基本が身につきます。さらに、企業経営の基本原則や、わが国の法体系の基礎を学ぶことにより、それらの報道がより身近に感じられるようになります。国内問題や国際情勢を正しく理解することができる能力を身につけること、このことこそ、商業経済研究部が目指しているものです。

検定の内容

検定科目マーケティングいずれかの科目のうち1科目取得で2級、2科目取得で1級
経済活動と法
ビジネス経済A
ビジネス経済B
ビジネス・マネジメント
ビジネス基礎3級
受験料(消費税含む)1科目につき1,300円
ダウンロード検定規則
出題範囲
令和5年度実施要項
1級合格条件について、「ビジネス経済B」と「ビジネス・マネジメント」は、同等の科目と位置づけ、どちらか1科目といたします。

検定実施日一覧

第38回 商業経済検定試験

  • 実施日:令和6年2月4日(日)
  • 申込期間:11月6日(月) ~ 11月20日(月)

検定を受験する皆様へ

「ビジネス基礎」で商業の基本を身につける

「ビジネス基礎」は、企業の行う経済活動をビジネスとしてとらえ、ビジネスが実際にどのように行われているかを学びます。例えば何気なく買っているペットボトル1本にしても、生産者から卸売商・小売商を経て消費者に届きます。こうした活動について学ぶとともに、これらの活動に必要な能力を高めるために、幅広く学べます。

「マーケティング」で売れ筋商品を考える

「マーケティング」は、「顧客が満足する商品やサービス」を提供するための企業活動について学ぶ科目です。供給が需要をうわまわる状況のなか、売れる商品を提供しなければ企業は存続することができません。どのような商品が消費者に受け入れられるかを知り、ニーズにあった商品をつくり、それを仕入れを行い、どのように消費者にアピールし購入してもらうかが、企業にとって重要な関心事となります。また、今世界的な問題となっている環境保全や少子高齢化による人口動態の変化などへの対応も重要な課題となっています。これらのことを総合的に考え、学んでいく科目です。

「経済活動と法」で法律の基礎知識を身につける

「経済活動と法」は、経済活動や日常生活で必要とされる基本的な法律について学ぶ科目です。日常生活を規範する民法が中心になりますが、企業の活動を法律の面から考えるため一部商法の内容も学びます。また、企業活動の全般的なルールや株式会社、契約、消費者としての知恵、労働関係の法律も学びます。この科目で基本的な法律の知識を理解し、日常生活に役立てたいものです。

「ビジネス経済A」で経済の基礎的な仕組みや概念を身につける

「ビジネス経済A」は,ビジネスに必要な経済に関する基礎的なミクロ経済理論やマクロ経済理論の基礎的な知識を取得させ、経済の仕組みや概念について学ぶ科目です。ミクロ経済理論とは、商品やサービスの取引数を需要と供給関係からみて。さらに市場では価格がどのように決まるのかを学びます。マクロ経済理論とは、一国の経済指標を示す代表的なGDPについて、経済が成長するために政府がどのような役割をしているのかなどを学びます。なお、「ビジネス経済A」は、高等学校学習指導要領(平成22年5月)における科目名「ビジネス経済」の学習内容から出題します。

「ビジネス経済B」で産業構造の変化と経済の国際化について考える

「ビジネス経済B」は、産業構造の変化や国際化など、ビジネスに必要な経済に関する知識について学びます。テレビや新聞・インターネットなどで目にするような、経済の国際化や企業の国際化、ベンチャー企業における地域振興などを取り上げます。  経済事象は、日々刻々と変化を遂げています。その中で様々な事例を通して、経済の国際化や企業活動を学び、ビジネスの変化に対応できる力を身につけましょう。 なお、「ビジネス経済B」は、高等学校学習指導要領(平成22年5月)における科目名「ビジネス経済応用」の学習内容から出題します。

「ビジネス・マネジメント」でビジネスにおけるマネジメントに必要な資質や能力を身に付ける

「ビジネス・マネジメント」は、ビジネスにおけるマネジメントについて、実務に即して理解したり、マネジメントに関する課題を発見し、解決する力を養う科目です。答えが一つだけではない経済社会にあって、課題を発見し、経済社会の動向やマネジメントに関する理論、データや成功事例などを使って解決につなげ、組織の一員としての役割を果たすことができる能力を身に付けましょう。

商業経済検定における検定科目と取得級の関係

「ビジネス基礎」に合格すると、3級の資格を取得することができます。
「マーケティング」「経済活動と法」「ビジネス経済A」「ビジネス経済B」「ビジネス・マネジメント」の5科目から、1科目に合格すると2級の資格を、2科目に合格すると1級の資格を取得することができます。

目指せ!! 商業経済検定試験全科目合格表彰!!

高校在学中に5科目に合格した方には、全科目合格表彰者と認定し、表彰いたします。
本検定は、1・2級科目のうち、2科目合格で1級合格となりますが、商業科目に興味・関心をもち、意欲的に学習に取り組んでいる生徒の励みになるようにと、この制度が設立されました。
この制度も活用して、私たちに身近な経済や法律、ビジネスについてさらに知識を深めよう!!
※高校在学中の生徒に限ります。

商業経済検定試験と日本商工会議所主催の「リテールマーケティング(販売士)検定試験」とのリンケージ制度について

商業経済検定試験の所定の科目に合格すると、受験日の属する年度の翌年度末までの「リテールマーケティング(販売士)検定試験」3級において、筆記試験の一部科目が免除されるリンケージ制度が、平成18年7月から実施されています。

免除科目について

商業経済検定 合格科目3級リテールマーケティング(販売士)検定
免除科目
パターン1・「ビジネス基礎」
・「マーケティング」
※2科目合格
・「マーケティング」
※1科目免除
パターン2・「ビジネス基礎」
・「マーケティング」
・(1)「経済活動と法」(2)「ビジネス経済A」(3)「ビジネス経済B」(4)「ビジネス・マネジメント」の4科目のうちいずれか1科目
※3科目合格
・「マーケティング」
・「販売・経営管理」
※2科目免除
※受験手続きや、免除の有効期限等の詳細は日本商工会議所にお問合せください。
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